防湿包装

食品の水分は、吸湿するとしっとりします。反対に乾燥するとバサバサになってしまいます。こうした食感の変化のほかに、微生物の生育などとも大きく関係してきます。日本の年間平均の温湿度は15度70%RHといわています。

この湿度と平衡以上の水分を含んでいる食品は乾燥して、それ以下の食品は吸湿するという可能性を持っています。水分の変化とそれに伴う食品の変質を防ぐために、水蒸気を透過しない袋や容器にいれなければなりません。吸湿を防ぐためには、海苔缶や茶箱、陶器の壺、ガラス瓶などが伝統的に使われてきました。

現在は、水蒸気透過性の低いフレキシブル包材がたくさん出てきています。透明な包材では、延伸ポリプロピレンがポリ塩化ビニリデンなどが用いられています。シリカやアルミナなどの蒸着フィルムも水蒸気透過性の少ない包材です。

また、不透明な包材として、アルミ蒸着フィルムが水蒸気透過性の少ない包材といえます。ただ、完璧な防湿性が求められる場合には、アルミ箔積層フィルムが用いられています。乾燥食品の吸湿防止のために乾燥剤が封入されていました。

包装内に小袋のシリカゲルや塩化カルシウムが入っているいることがよくあります。乾海苔は、乾海苔を包装する包材の水蒸気透過性と乾燥剤を包装する包材の水蒸気透過性を設定することによって、乾燥剤の水分だけを上昇させ水分を低いまま保持することができます。

また、乾燥剤を練り込んだプラスチック容器も開発されています。乾燥を防ぐ包装というのは、防湿性の包材を使用するしかないということで、袋の中の水分を一定に保持するために、水分調整シートが開発されました。ドリップを吸収するシートも実用化されています。

                 

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