摩擦ピンホールについて

摩擦ピンホールについては、お米の真空包装のパックのように、突起が内容にある食品の形状にそっていて、折角ができていなければ比較的考えやすいといえます。すり減りにくいということです。摩擦量の少ない厚い材料を選べばよいということです。

フィルム同士の擦れによるような摩擦の場合の式は『摩擦量=定数×(圧力)×(摩擦距離)』です。この定数は、比例定数で、比摩擦量すなわち圧力1㎏、滑り距離1㎜の時の体積摩耗量㎣で表すことが多いようです。研磨紙などで擦った場所の摩耗は、このような平滑摩耗と若干様子が異なるといわれています。

実際の摩擦ピンホールというのは、ほとんどがフィルムの折れた角で発生するものです。実際にラミネートフィルムを4つ折りににして、その角に指を当ててみると、材質、厚み、ラミ構成で痛さが違うと思います。